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4月, 2018年

口臭外来とは何をするところ? [2018年04月27日]

江東区門前仲町の歯医者さん、原澤歯科です。
今回のテーマは「口臭外来について」です。
現代では、身体に何らかの病気や異常があった場合は専門の医療機関で治療できます。

では口臭はどうでしょうか?…口の中の臭いという点では、
口の中を治療する歯科医院で治療できるイメージが強いと思います。
確かに口臭は歯科医院で対応できますが、問題は口臭の原因にはいくつかの可能性があるということです。

そして原因次第では歯科医院でも対応できないですし、何より重要なのはまず原因を特定することです。
こうした口臭の原因の特定や治療…それを専門的に行っているのが口臭外来です。
そこで、ここでは口臭と口臭外来をテーマにした説明をしていきます。

口臭外来の説明

口臭外来については、治療内容どころか口臭外来という言葉自体初めて聞いたという人も多いと思うので、
まず口臭外来とはどんなところなのかを細かく説明していきます。

1-1. 口臭外来とは
口臭外来とは口臭の専門外来で、主に口臭の原因を調べるための検査や治療を行います。
歯科医院での口臭治療と違うのは、口臭外来は口臭に特化した診療体制が整っていることで、
歯科医院に限らず総合病院の中に設置されていることもあります。

1-2. 費用はどのくらい掛かるのか
口臭外来では健康保険が適用されず、特殊な機器も使用するので検査で3万円以上掛かることもあります。
さらに診療費も2万円ほど掛かることが多く、トータル5万円以上の費用を想定しておいた方が良いでしょう。
ちなみに口臭の原因は様々ですから、
例えば虫歯が原因の場合は虫歯治療の費用においては従来どおり健康保険が適用されます。

1-3. 口臭外来で口臭は100%治るのか
これは原因にもよります。と言うのも、口臭の原因が口の中ではなく身体の病気であるケースもあるからです。
例えば胃がんで口臭が起こるのですが、この場合は専門の医療機関で胃がんを治療しなければなりません。
ただし各分野の専門医との連携は充実していますし、原因をしっかり特定することは可能です。

治療の流れ

口臭外来での治療の流れは一般的に以下のようになります。

STEP1. カウンセリング
口臭外来に来院すると、まずカウンセリングを行います。
ここで口臭の悩みや思うことを医師に打ち明け、問診を行っていきます。
ちなみに、生活習慣などを記録しておくと後の治療がスムーズに行われやすいでしょう。

STEP2. 検査
口臭の原因を特定するための検査を行います。割合で言えば口臭の原因は口の中の問題であることが多く、
虫歯や歯周病を、舌苔の付着や唾液の分泌量の低下、詰め物や被せ物の不適合などが考えられます。
このためまずは口腔内を診察し、レントゲンを用いて口腔内の健康状態を確認します。

STEP3. 精密検査
ここでの検査は、口臭の原因をさらに詳しく知ることが目的です。
CTや位相差顕微鏡などの専用の機器を使用し、唾液や尿の検査なども行います。
さらに舌診や歯周精密検査など、口臭外来ならではの専門的な検査を行います。

STEP4. 診断
検査の結果を元に、口臭の原因を説明します。
ここで治療方針が決定し、食生活や生活習慣についても指導を行います。
また、原因次第ではその分野の専門医と連携をした上で口臭治療していくことになります。

<検査結果で異常がなかった場合>
ちなみに検査の結果で特に異常がないこともあります。
この場合は心理的口臭…つまり心の問題が原因であることが考えられるため、
心のケアを中心とした治療を行っていきますし、その際も専門医を交えてのカウンセリングを行います。

STEP5. 治療
検査結果で特定した口臭の原因を治療していきます。
治療方法は口臭の原因によって異なり、原因次第では漢方の処方やマッサージなども行います。
健康保険が適用される治療においては、口臭外来でもきちんと健康保険が適用されます。

<再診について>
口臭治療は1度の通院では終わりません。その口臭外来の治療計画にもよりますが、
一般的には1週間に1回、もしくは2週間に1回のペースで診察を行っていき、
約3ヶ月での完治を目標とするパターンが多いです。

口臭の原因について

口臭の原因を大まかに分けると「病気」と「生活習慣」です。
前者の場合は病気の箇所によって治療方法が異なり、例えば歯周病なら口臭外来で治療できますが、
内臓や胃の病気なら内科で治療が必要になるケースもあるでしょう。
また後者の場合は生活習慣を改善して唾液の分泌量を高めることが口臭治療のポイントになります。
ではどんな病気や生活習慣があると口臭が起こるのでしょうか。

3-1. 口臭の原因・病的口臭
文字どおり病気が原因で起こる口臭で、以下のような病気で口臭が起こります。

・胃炎
胃炎になると胃酸が出にくくなるため、食べた物が正常に消化されにくくなります。
このため未消化で胃の中に停滞してしまい、やがて胃の中で発酵が起こってしまいます。
この時発酵臭が発生し、肺に入り込むと呼吸した時にその発酵臭が口臭となってしまうのです。

・十二指腸潰瘍
十二指腸潰瘍になると食べた物が消化されにくくなります。
このため胃炎と同じで食べた物が胃の中で発酵してしまい、その時に発酵臭が発生します。
この発酵臭が肺に入り込むことで呼吸時に口臭がするようになります。

・胃がん
がんが壊死すると臭い成分が発生しますが、その成分は血液中に吸収されます。
そして肺のガス交換時に排出されることで口臭となります。
また現状解明されていませんが、胃がんになると特有の口臭が起こるとも言われています。

・逆流性食道炎
逆流性食道炎になると胃液が食道に逆流します。
嘔吐時に胃液の酸っぱい臭いがするように、胃液が逆流することで呼吸時に胃液の臭いがするのです。
さらにその時には胃の臭いも混ざるため、胃液と胃の臭いの混ざった口臭が起こります。

・便秘
腸内環境の悪化で口臭がするようになる代表的な例です。
排泄物が溜まって腐敗を起こし、その時発生した有害物質が腸壁から吸収されます。
腸壁から吸収された有害物質は血液に入り込み、血管を通じて肺に回ることで呼吸時に口臭が起こります。

3-2. 口臭の原因・一時的口臭
一時的口臭は唾液の分泌量が低下することで起こります。
口の中には嫌気性菌と呼ばれる細菌があり、この嫌気性菌はプラークを分解する働きを持っています。
プラークは細菌の塊ですから、分解されることで嫌な臭いが発生します。

さて、嫌気性菌は「嫌気」という文字から連想できるとおり空気を嫌う一方で酸欠状態を好みます。
唾液は酸素を含んでいますから、
唾液の分泌量が低下すれば口の中は酸欠状態となり、嫌気性菌の好む環境になるのです。

そうすると、嫌気性菌は理想の環境になることで働きが活発になります。
つまりより多くのプラークを分解するようになり、それだけ嫌な臭いも多く発生して口臭になるのです。
この問題を防ぐには、以下の方法で唾液の分泌量を高めなければなりません。

・マメに水分を補給する
身体のメカニズム上、水分量の不足した身体は水分を確保するため唾液の分泌を抑制します。
このため、唾液が分泌されにくくなってしまうのです。対処としてはマメな水分補給をすることですが、
ジュースなどは虫歯のリスクを高めるため、水で水分補給をするのが理想です。

・ガムを噛む
唾液は噛めば噛むほど分泌量が高まるもので、食事の時に多くの唾液が出るのはそのためです。
そこで、長く噛んでいられる点でガムを噛むのがおすすめです。
この場合も虫歯のリスクを考えるとシュガーレスタイプのガムがおすすめです。

・スルメを噛む
スルメは口臭を招くイメージがありますが、それは違います。
ガム同様に噛む回数が多くなるため、唾液の分泌量を高めて一時的口臭を予防できるのです。
確かにスルメを食べればその臭いが口からしますが、それは歯磨きすれば解消できる問題です。

・リラックスする
目的は副交感神経を高めることです。緊張した状態が続くと交感神経が高まってしまい、
唾液の分泌量が低下します。ちなみに緊張時に口が渇いた感じがするのはこのためです。
入浴でも趣味でも良いので、1日の中で心から落ち着ける時間を作りましょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、口臭外来についてまとめます。

1. 口臭外来の説明 :口臭外来についての詳細は以下のとおり
・口臭外来とは :口臭の専門外来で、口臭に特化した医療体制が整っている
・費用はどのくらい掛かるのか :健康保険が適用されないため、トータル5万円以上を想定しておくべき
・口臭外来で口臭は100%治るのか :原因によっては内科などの専門の医療機関での治療が必要

2. 治療の流れ :カウンセリング→検査→精密検査→診断→治療(約3ヶ月での完治を目標にする)

3. 口臭の原因について :病的口臭と一時的口臭がある

3-1. 口臭の原因・病的口臭 :病的口臭の原因となる病気は以下のとおり
・胃炎 :食べた物が胃の中で発酵し、その時の発酵臭が肺に入り込んで口臭になる
・十二指腸潰瘍 :胃炎と同じ。食べた物が胃の中で発酵し、その時の発酵臭が肺に入り込んで口臭になる
・胃がん :がんの壊死によって発生する臭い成分が原因。胃がん特有の口臭があるとも一説されている
・逆流性食道炎 :胃液が逆流するため、呼吸時に胃液の臭いと胃の臭いが混ざった口臭がする
・便秘 :腸内環境の悪化が原因。排泄物の腐敗で発生した有害物質が肺に回って口臭になる

3-2. 口臭の原因・一時的口臭 :唾液の分泌量の低下が原因。以下の方法で唾液の分泌量を高められる
・マメに水分補給をする :身体の水分量を一定以上に保つことで、唾液の分泌の抑制を防ぐ
・ガムを噛む :ガムは噛む回数が多くなるため、必然的に唾液の分泌量も高まる
・スルメを噛む :ガム同様に噛む回数が多いため、必然的に唾液の分泌量も高まる
・リラックスする :リラックスして副交感神経を高めるのが目的。交感神経が高まると口の中が渇く

これらのことから、口臭外来について分かります。
今回の説明から分かるとおり、口臭の問題に対してはまず原因究明が大切です。
しかし原因として考えられるものは多く、その特定がしづらいのが口臭の問題の厄介なところです。

その点、口臭外来は専門的な検査を行うため原因究明も難しくありません。
原因が究明されれば治療方法も決定できるため、
後は口臭外来の治療を続けることで口臭の問題も解消されるのです。

口臭の原因はどんなもの? [2018年04月18日]

江東区門前仲町の歯医者さん、原澤歯科です。
今回のテーマは「口臭の原因について」です。
口臭はエチケットの問題だけでなく、健康の問題でもあります。

さて口臭の原因は様々ですが、食べ物が原因の場合はそれほど深刻ではありません。
例えばニンニクを食べて口臭がするなら、歯磨きをすれば簡単に解消できるからです。
しかし病気などが原因で口臭が起こることもあり、この場合は簡単には解消できません。

そこで、ここでは口臭の原因をテーマにしたお話をしていきます。
口臭は自分では気づきにくい上、周囲から指摘されにくいことでもあります。
この機に自分の口臭をチェックして、健康状態を知る目安にしてください。

病的口臭について

病的口臭というのは文字どおり病気が原因で起こる口臭です。
この場合は口臭を解消するには原因となる病気の治療が必要ですし、
何より身体の健康のためにも病気の治療が必要です。

1-1. 虫歯や歯周病
虫歯や歯周病になると口の中で細菌が繁殖するため口臭が起こるようになります。
特に歯周病は歯肉から出た膿みや血液も口臭を引き起こすため、
虫歯に比べてキツめの口臭がするようになります。

1-2. 胃炎
胃炎になると胃酸が出にくくなり、食べた物も消化されにくくなります。
食べた物が未消化で胃の中で停滞すると胃の中で発酵が起こってしまい、その時に発酵臭が発生します。
この発酵臭が肺に入り込むことで呼吸時に口臭がするようになります。

1-3. 胃がん
胃がんになるとそれ特有の口臭があると言われていますが、これについては正確な解明はされていません。
またがんが壊死することで臭い成分が発生しますが、
この成分が血液の中に吸収されると肺のガス交換時に排出されて口臭となります。

1-4. 逆流性食道炎
文字どおり、胃液が食道に逆流する病気です。
胃液が食道に逆流するため胃液の酸っぱい臭いが呼吸時に口臭となります。
さらに胃の臭いも混ざるため、ただ口臭がするだけでなくキツイ口臭になってしまいます。

1-5. 十二指腸潰瘍
十二指腸潰瘍になると消化不良が起こるため、胃炎と同じ理由で口臭が起こります。
食べた物が消化されにくくなるため、胃の中で食べた物が発酵してしまうのです。
この発酵によって臭い成分が発生し、血液から全身に、さらに肺に回って呼吸時に口臭が起こります。

1-6. 便秘
便秘によって腸内環境が悪化すれば、悪玉菌の増殖で排泄物が腐敗を起こして有害物質が発生します。
そして、排泄が行われないことで有害物質は腸壁から吸収され、血液を通じて肺に運ばれます。
そうなると呼吸時に口臭が起こりますし、この時の口臭は便臭に似た臭いになります。

…このように病的口臭は口の中だけでなく、胃や腸の病気が原因で起こることもあり、
原因によっては歯科医院で治療できないケースもあります。
病的口臭は言わば身体が発するSOSのサインであり、
単に歯磨きの繰り返しでごまかすのではなく原因を特定して病気の治療に専念しましょう。

一時的口臭について

一時的口臭の場合、口臭の原因のポイントになるのは唾液です。
口の中には色々な種類の細菌が存在しますが、その中に嫌気性菌と呼ばれるものがあります。
嫌気性菌は空気が少ない環境を好みますが、口の中は唾液で満たされているためその環境ではありません。

しかし、唾液の分泌量が低下すれば話は別です。
と言うのも唾液には酸素が含まれているため、唾液の分泌量が低下した口の中は酸欠状態になるからです。
酸欠状態…すなわち空気が少ない状態になることで、口の中は嫌気性菌の好む環境になるのです。

さて、この嫌気性菌はプラークを分解する働きを持っており、
細菌の塊であるプラークが口の中で分解されることで口臭が起こります。
さらに、口の中が酸欠状態であれば嫌気性菌の働きはより活発になります。

と言うことは、よりプラークが分解されてより口臭が起こることになるのです。
つまり一時的の口臭の直接の原因は嫌気性菌の働きによるものですが、
それを招く原因となるのが唾液の分泌量の低下というわけです。

唾液の分泌量が低下する原因

唾液の分泌量が低下するのは体質だけの問題ではなく、以下のことが原因でも低下します。
唾液の分泌量が低下する原因を知ることで予防も可能であり、
そうすれば嫌気性菌の働きを抑えて口臭を防げます。

3-1. 水分の摂取量が足りない
水分の摂取量が充分でなければ、身体の水分の量が不足してしまいます。
そうすると身体は水分の量を維持しようとするため、唾液の分泌量を抑制してしまいます。
対処としては水分をマメに補給することです。

3-2. 交感神経が優位になっている
交感神経が優位になると唾液の質が変化して水分量が少なくなります。
さらに唾液に粘り気が出てくるため、口の中が乾燥状態になってしまいます。
緊張時に口が渇くのはこのためで、リラックスした気分で副交感神経を高めるようにしましょう。

3-3. アルコールの過剰な摂取
アルコールは適度な量なら摂取しても問題ありません。しかしアルコールには利尿効果があるため、
過剰に摂取すると身体の水分がどんどん失われて脱水症状になってしまいます。
このため過剰な摂取は禁物ですし、ちなみにこれはカフェインにも言えることです。

3-4. 口呼吸をしている
口呼吸をすると乾燥した空気が直接口の中に取り込まれるため、口の中の唾液が蒸発してしまいます。
さらに鼻呼吸にように粘膜で細菌を除去することもできなければ、噛み合わせを悪くする原因にもなります。
このため呼吸は口呼吸ではなく鼻呼吸を意識するようにしましょう。

3-5. 加齢
加齢が原因でも唾液の分泌量は低下します。加齢自体を防ぐことはできないので対処は難しいですが、
年齢が高くなると人間は健康を人一倍意識するようになります。
その意識を唾液の分泌量を高めることにも向ける必要があるということです。

唾液の分泌量を高める食べ物

唾液の分泌量を高める基本は噛むことです。食事の時に唾液が出るのはこのためで、
人間は噛めば噛むほど唾液が分泌されるようになっています。
また、食べ物によってはさらに唾液の分泌を促す効果があるものもあります。

4-1. ガム
噛めば噛むほど唾液の分泌量が高まる点で、最も効果的なのはガムです。
理由は簡単で、ガムは他の食べ物に比べて噛む回数が圧倒的に多くなるからです。
また一時的な効果でしかないものの、ガムの香りが口臭をカバーしてくれます。

4-2. スルメ
これもガムと同じで、スルメは他の食べ物に比べて噛む回数が多くなります。
このため、唾液の分泌量を高めることができるのです。スルメ自体が口臭になると思われがちですが、
それは単にスルメの臭いがするだけですから歯磨きすれば解決できる問題です。

4-3. おしゃぶり昆布
身体のメカニズムを利用できる食べ物で、おしゃぶり昆布を口に入れると身体はそれを「異物」と判断します。
そして、身体は口に入った異物を洗い流そうとして唾液の分泌量を高めてくれるのです。
また、昆布に含まれるアルギン酸にも唾液の分泌量を高める効果があります。

4-4. ヨーグルト
唾液の分泌量が高まるわけではないですが、腸内環境の悪化による口臭を予防できます。
腸内環境を整えるための基本は腸内の善玉菌を増やすことです。
そして、善玉菌を増やすために効果的なのがヨーグルトに含まれている乳酸菌なのです。

4-5. 水
身体の水分が不足すると唾液の分泌量が低下するため、その対処としてマメな水分補給が必要です。
水分の補給が目的なので、実際にはお茶でもジュースでも構いません。
しかしジュースは虫歯の原因になるため、ここでは敢えて水を紹介しておきます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、口臭の原因についてまとめます。

1. 病的口臭について :病気が原因の口臭。病気を治療しない限り口臭は解消されない
・虫歯や歯周病 :細菌が繁殖することで口臭になり、特に歯周病は膿みも混ざってキツめの口臭になる
・胃炎 :胃の中で食べ物が発酵し、その時の発酵臭が肺に取り込まれて呼吸時に口臭になる
・胃がん :がんの懐死によって発生する臭い成分が肺のガス交換時に排出されて口臭になる
・逆流性食道炎 :逆流した胃液の酸っぱい臭いと胃の臭いが混ざって呼吸時に口臭になる
・十二指腸潰瘍 :胃炎同様、胃の中で食べ物が発酵するため発酵臭が肺に取り込まれて口臭になる
・便秘 :溜まった排泄物が腐敗して有害物質が発生し、肺に運ばれて呼吸時に便臭に似た臭いがする

2. 一時的口臭について :唾液の分泌量が低下して嫌気性菌の働きが活発になると起こる口臭

3. 唾液の分泌量が低下する原因 :以下のことが原因で唾液の分泌量が低下する
・水分の摂取量が少ない :身体が水分の量を維持しようとするため、唾液の分泌が抑制されてしまう
・交感神経が優位になっている :水分量の少ないネバついた唾液の質に変化し、口の中が乾燥状態になる
・アルコールの過剰な摂取 :利尿効果があるため身体の水分が失われてしまう(カフェインも同様)
・口呼吸をしている :乾燥した空気が口の中に取り込まれて唾液が蒸発してしまう
・加齢 :予防は難しいが、年齢が高まるごとに唾液の分泌量を高める意識を持つべき

4. 唾液の分泌量を高める食べ物 :以下の食べ物を摂取することで唾液の分泌量が高まる
・ガム :唾液は噛めば噛むほど分泌量が高まるため、噛む回数の多いガムは効果的
・スルメ :ガム同様、噛む回数が多いので唾液の分泌量が高まる
・おしゃぶり昆布 :身体がおしゃぶり昆布を異物と判断し、洗い流すために唾液の分泌量を高めてくれる
・ヨーグルト :唾液の分泌量を高める効果はないが、腸内環境を整えて病的口臭を予防できる
・水 :水分補給によって唾液の分泌の抑制を防ぐ。ジュースでも効果はあるが虫歯のリスクが発生する

これらのことから、口臭の原因について分かります。
病的口臭にしても一時的口臭にしても、歯磨きで解消することはできません。
と言うのも、これらの口臭は「何らかの病気」や「唾液の分泌量の低下」が原因で起こっていることであり、
その原因を解決しない限り口臭は続くからです。
逆に言えば、口臭がするということは身体や口の中に何らかの異常が起こっているということになるのです。

噛み合わせが悪いのが気になります。矯正治療を受ければ治りますか? [2018年04月07日]

江東区門前仲町の歯医者さん、原澤歯科です。
今回のテーマは「噛み合わせの悪さの治療方法」です。
噛み合わせが悪ければ見た目も悪くなり、それだけでなく身体の健康にも悪影響があります。

確かに噛み合わせが悪いのは病気ではないですが、
このような問題が起こることを考えると治療した方が良いというのは言うまでもありません。
では、噛み合わせの悪さはどうやって治せば良いのでしょうか。

病気ではないため当然薬では治せないですし、だからと言って時間が解決してくれる問題でもありません。
そこでここでは噛み合わせの悪さを治す方法をテーマにして、1つの例として矯正治療を挙げてみます。
さらに噛み合わせの悪さによって起こる問題についても説明していきます。

噛み合わせの悪さを放置するとどうなるか

噛み合わせが悪いということは、噛んだ時のバランスが悪いということです。
それはささいなことに思えるかもしれませんが、
このバランスの悪さが全身のバランスを崩す原因となり、病気や体調不良などを引き起こします。

1-1. 肩こりや頭痛
肩こりや頭痛は疲労によって起こるイメージがありますが、
時には噛み合わせの悪さが原因で起こることもあります。
噛む時には首から肩に掛けてつながる広頸筋と、顎骨から頭の横に掛けてつながる側頭筋を使用します。

噛み合わせが悪いことでこれらの筋肉のバランスが悪くなり、
広頸筋のバランスが悪くなることで肩こり、側頭筋のバランスが悪くなることで頭痛を引き起こします。
しかも噛み合わせの悪さが原因である以上、いくら睡眠や休養をとっても慢性的に起こるのです。

1-2. 顎関節症
顎関節症は噛み合わせが良い人でも起こりますが、噛み合わせが悪いとそのリスクが高まる上、
重症化しやすくなります。これは、噛み合わせが悪いことで顎関節に掛かる負担が大きくなるためです。
顎関節症の症状としては以下のようなものが挙げられます。

・顎関節、もしくはその周辺に違和感や痛みが起こる
・食べ物を噛んだ時に違和感や痛みが起こる
・食事中に顎がだるくなる
・噛みしめた時に顎関節が痛くなる
・口の開閉時に顎関節で音がする(カクン、コキンというような音)
・口が開けにくくなり、顎も外れることがある

1-3. 虫歯や歯周病
噛み合わせが悪い原因の1つとして、歯並びの悪さが考えられます。
そして歯並びが悪く凸凹していると歯磨きがしづらくなり、磨き残しが増えてしまいます。
磨き残しが増えればプラークが溜まり、虫歯になるリスクが高くなるのです。

また噛み合わせが悪いと歯に掛かる負担が大きくなり、それが歯を支える歯肉や歯槽骨にも影響します。
歯と歯肉の境目が広がる、歯を支える歯槽骨が溶かされるなどの症状が起こって歯周病になるリスクが高まり、
さらに歯周病も悪化…つまり進行しやすくなってしまうのです。

1-4. 見た目の悪さ
噛み合わせが悪いと上下の歯のバランスが崩れますし、特に歯並びも悪ければ見た目が悪くなります。
また、噛み合わせの悪さは顎を変形させてしまい、顎の変形は顔の輪郭の歪みにつながります。
そして顔の輪郭が歪んでいれば、当然顔の見た目も悪くなってしまうのです。

このような見た目の悪さはコンプレックスの原因にもなり、それは心の病気を引き起こしてしまいます。
口元が気になることで人と会話するのが怖くなり、
その気持ちが仕事にもプライベートにも影響してしまうのです。

噛み合わせの悪さは矯正治療で治るのか

噛み合わせの悪さが矯正治療で治るかどうか…それは噛み合わせが悪い原因にもよります。
歯並びの悪さが原因であるなら、確かに矯正治療をすれば噛み合わせも良くなるでしょう。
しかし、噛み合わせが悪い原因がそれ以外にあるなら矯正治療をしても治りません。

例えば、被せ物の高さが合わないことで噛み合わせが悪くなっているケースもあります。
この場合は、被せ物の高さを調整することが治療方法になります。
ちなみに、入れ歯やインプラントの高さが合っていない場合にも同様のことが言えます。

被せ物の調整は精密な作業ですから、
腕の良い歯科医の在籍する信頼できる歯科医院選びがポイントになるでしょう。
また、日常生活のささいなクセが原因で噛み合わせが悪くなることもあります。

例えば歯ぎしりや食いしばり…これらは歯に負担を掛けて噛み合わせを悪くさせてしまいます。
食いしばりはともかく歯ぎしりは睡眠中に無意識に行う行為のため、
専用のマウスピースを装着して歯に負担を掛けさせないことが治療方法になります。

つまりまとめると、噛み合わせの悪さを治すには矯正治療が効果的ですが、
あくまでそれは「歯並びの悪さ」が原因で噛み合わせが悪くなっているケースです。
他の原因で噛み合わせが悪くなることもあり、原因に合った治療方法を考えなければなりません。

保険診療が噛み合わせの悪さを招くこともある

例えば奥歯を入れ歯にする場合、選択肢として保険の入れ歯と自費の入れ歯の二択があります。
この場合一般的には保険の入れ歯を選択する人が多く、それは費用の安さが理由です。
しかし、この選択が噛み合わせを悪くさせてしまうことがあります。

この例について説明すると、奥歯は歯の中で最も強い力の掛かる部位になります。
このためレジンを使用した保険の入れ歯では、噛んだ時の圧力によって入れ歯が沈み込んでしまいます。
さらに擦り減りも起こりやすいため、時間の経過とともに噛み合わせが悪くなっていくのです。

一方、自費の入れ歯を選択していればセラミックや強化プラスチックを人工の歯の素材にできます。
これも素材は耐久性が高いため、奥歯で噛んだ時の圧力で入れ歯が沈み込むことも起こりにくいのです。
もちろん保険診療がダメというわけではないですし、安全性において問題もありません。

しかし入れ歯などの治療内容によっては、
材質にこだわることで噛み合わせの悪さを予防できるケースもあるのです。
ちなみにこの例に関して言えば、自費の治療ならインプラントにする選択肢もあります。

インプラントなら人工の歯だけでなく歯の根まで再現できるため、
天然の歯と同じ安定性と耐久性を再現することが可能です。
このように、自費の治療を選択することで噛み合わせが悪くなる原因を回避できる例もあるのです。

子供の歯と噛み合わせ

子供の場合は、日常生活の過ごし方が将来の噛み合わせの悪さの原因になることがあります。
歯並びの悪さが原因で噛み合わせが悪ければ、矯正治療をすれば噛み合わせは治ります。
しかし、そもそもの歯並びの悪さの原因が日常生活の過ごし方にあるケースもあるのです。

4-1. クセ
指をしゃぶる、舌で歯を押す…こうしたクセを持つ子供をよく見かけると思いますが、
指しゃぶりは出っ歯になる原因になりますし、奥歯の噛み合わせも悪くなります。
また舌で歯を押し出すクセが続くと歯が動いてしまい、歯並びが悪くなってしまいます。

4-2. 頬杖
頬杖をつけば、頭の重さを顎で支える状態になります。
頭は身体の中でも重いため、顎で支えることは大きな負担になります。
その結果、歯並びが悪くなってしまうことがあります。

4-3. 乳歯の虫歯
乳歯が虫歯になってなおかつ神経の治療をした場合、
乳歯が早く抜けたり乳歯の根が正常に溶けなかったりすることがあります。
そうなると永久歯が正常な位置に生えてこなくなり、最終的な歯並びが悪くなってしまいます。

4-4. 食生活
やわらかいものばかり食べていると噛む回数が少なくなるため、顎の発達が遅れてしまいます。
顎の発達が遅れることで歯並びが悪くなり、上下の歯の位置も正常ではなくなってしまいます。
上下の歯の位置が正常ではない…それはつまり噛み合わせが悪いことになるのです。

4-5. 口が開いた状態が続く
例えばテレビに集中している時など、子供は口を開けたままにしていることがあります。
このように、口が開いたままの状態が続くと口元の筋肉や骨格が成長しづらくなり、
その結果噛み合わせが悪くなってしまうのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、噛み合わせの悪さの治療方法についてまとめます。

1. 噛み合わせの悪さを放置するとどうなるか :全身のバランスが崩れ、以下のような症状をもたらす
・肩こりや頭痛 :噛む筋肉である広頸筋と側頭筋のバランスが悪くなり、肩こりや頭痛の原因になる
・顎関節症 :噛み合わせが良い人でも起こるが、悪い人は発症するリスクと悪化するリスクが高くなる
・虫歯や歯周病 :歯並びの悪さで噛み合わせが悪ければ歯磨きがしづらく、虫歯や歯周病になりやすい
・見た目の悪さ :歯並びの悪さ、顎の変形、顔の輪郭の歪み、いずれも顔の見た目に影響してしまう

2. 噛み合わせの悪さは矯正治療で治るのか :原因が歯並びの悪さにあるなら矯正治療で治る

3. 保険診療が噛み合わせの悪さを招くこともある :奥歯の入れ歯が例。時には素材にこだわるのも大切

4. 子供の歯と噛み合わせ :日常生活の過ごし方で歯並びや噛み合わせが悪くなることがある
・クセ :指しゃぶり、舌で歯を押すなどのクセは噛み合わせや歯並びを悪くさせる原因になる
・頬杖 :頭の重さが顎への負担となり、噛み合わせや歯並びが悪くなる原因になる
・乳歯の虫歯 :神経の治療をすると乳歯は早く抜けるなどの問題が起こり、将来の歯並びに影響する
・食生活 :やわらかいものばかり食べると顎の発達が遅れ、上下の歯の噛み合わせが悪くなる
・口が開いた状態が続く :口元の筋肉や骨格が成長しづらくなり、噛み合わせが悪くなる

これらのことから、噛み合わせの悪さの治療方法についてまとめます。
噛み合わせの悪さを矯正治療で治すというのはあくまで一例にしか過ぎません。
問題は何が原因で噛み合わせが悪くなったのかということです。

仮に被せ物の高さが原因なら矯正治療は必要なく、被せ物の高さの調整で改善できる問題です。
一方で、歯並びの悪さが原因なら矯正治療を行うことが噛み合わせの悪さを治すことになります。
どうして噛み合わせが悪いのか?…まずはその原因を知ることが治療方法を考える第一歩になります。

どうせ入れ歯だし、ある程度噛み合わせが合わなくても放置しても問題ないですか? [2018年04月01日]

江東区門前仲町の歯医者さん、原澤歯科です。
今回のテーマは「入れ歯の噛み合わせの重要性」です。
噛み合わせの悪さは病気ではないため、虫歯や歯周病に比べると軽視する人が多いでしょう。

特に、入れ歯の場合は人工の歯ですから歯を守りたいという意識も低く、
そのため入れ歯の噛み合わせが悪いと気づいても放置してしまう人は少なくありません。
そもそも、「入れ歯だからこういうものなのだ」と妥協してしまう人もいるくらいです。

しかし、歯の健康において噛み合わせは重要です。
それは入れ歯においても例外ではなく、
ここでは入れ歯の噛み合わせがどのくらい重要なのかを分かりやすく説明していきます。

噛み合わせとは

そもそも噛み合わせとはどういうことか?…単に噛めれば噛み合わせが良いというわけではありません。
正確には噛み合わせとは「歯を食いしばった時に上下の歯が接触すること」であり、
この時上下それぞれの奥歯が均等に接触していなければ、それは正常な噛み合わせではありません。

また、歯を食いしばると痛みや違和感がある場合、
さらには鏡を見て確認した時に上下の歯の中心がズレている場合も噛み合わせが悪い状態です。
また、歯を食いしばった時に接触しない歯がある場合も同じことが言えます。

まとめると、ポイントは「上下の奥歯が均等に接触していない」、「歯を食いしばると痛みや違和感がある」、
「上下の歯の中心がズレている」、「接触しない歯がある」の4つです。
これら4つのうち1つでも該当することがあった場合、正常な噛み合わせではありません。

噛み合わせの悪さと全身の健康の関係

噛み合わせが悪いと健康に悪影響を及ぼします。これは入れ歯に限らず天然の歯でも同じことで、
さらに重要なのは健康に悪影響を及ぼすのは口の中だけではないということです。
もちろん口の中…すなわち歯に悪影響を及ぼすのは明白です。

しかしそれだけでなく身体全体…つまり全身の健康に悪影響を及ぼします。
では実際に噛み合わせが悪いとどんな問題が起こるのでしょうか。
これは今回のテーマである入れ歯の人はもちろん、入れ歯を使用していない人にも関係のあることです。

2-1. 肩こりや頭痛が起こる
噛み合わせた時には噛む筋肉を使用しますが、その中には広頸筋と側頭筋があります。
まず広頸筋は首から肩にかけて繋がっているため、噛み合わせが悪いと肩こりを引き起こします。
次に側頭筋は顎関節から側頭部にかけて繋がっているため、噛み合わせが悪いと頭痛を引き起こします。

2-2. 歯磨きがしづらくなる
部分入れ歯を使用した場合、例え入れ歯が正常でも歯並びが悪ければ噛み合わせは悪くなります。
さて、歯並びが悪く凸凹した状態ではとても精密な歯磨きはできません。
そうなるとプラークが残り、当然虫歯や歯周病になってしまうリスクも高まります。

2-3. 顎関節症になる
噛み合わせが悪いと顎関節症になるリスクが高くなりますが、
これは入れ歯の噛み合わせが悪い場合も同様です。
顎関節症になると口を開けにくくなりますし、耳鳴りや手足のしびれが起こることもあります。
ちなみに、以下の自覚症状があると顎関節症の可能性があります。

・頭痛や首の痛みがあり、噛みしめた時により痛みが増す
・顎のあたりの筋肉が痛む、もしくは硬直する
・口を開いた時に音が鳴る
・口を開けにくい
・長く噛みしめることができない
・前歯で噛みしめたり引き裂いたりすることが難しい

このように顎関節症の自覚症状はいくつかあり、症状が起こる箇所も様々です。
このため、顎が原因かどうかの特定は難しいこともありますが、
顎関節の可能性がある以上、これらの自覚症状がある時には歯科医院で診察を受けましょう。

2-4. 見た目が悪くなる
これは入れ歯だから見た目が悪いという意味ではありません。
噛み合わせが悪いということは歯の位置がズレているわけですから、まずそれで見た目が悪くなります。
さらに噛み合わせの悪さは顎の変形を招き、顎が変形することは顔の輪郭が歪むことにもなるのです。

2-5. 歯周病になりやすい
噛み合わせが悪い場合、噛んだ時に特定の歯に過剰な力が掛かります。
この過剰な力が歯にとって圧力となり、歯を支える歯肉や歯槽骨がダメージを受けます。
これによって歯と歯肉の間に隙間が広がり、細菌が入り込んで歯周病の発症や進行を招いてしまうのです。

<噛み合わせの悪さが全身の健康に悪影響を及ぼす理由>
そもそもなぜ噛み合わせが悪いと全身の健康に悪影響を及ぼすのでしょうか。
噛み合わせが悪くなると、バランスを取ろうと重心をズラします。
例えば噛み合わせが悪いことで頭のバランスが崩れれば、バランスを取るために肩や腰を歪ませます。

要するに崩れたバランスを取るために、身体が他の部位のバランスを崩してカバーしようとするのです。
このように、噛み合わせの悪さはあらゆる箇所のバランスの乱れを生みます。

ちなみに姿勢が悪いと全身に悪影響を及ぼしますが、
噛み合わせの悪さが原因となって姿勢を悪くさせていることもあるのです。

奥歯の入れ歯と噛み合わせの問題

噛んだ時、歯の中で最も強い力が掛かるのは奥歯です。
この時奥歯にはおよそ60キロもの力が掛かりますが、入れ歯や柔らかい歯肉の上に乗せた状態にあるため、
奥歯が入れ歯だと噛んだ時に少しずつ沈み込んでいってしまいます。

調整した位置から沈み込むことで入れ歯の噛み合わせが狂いますし、
特にプラスチックの入れ歯は擦り減りやすいため、より噛み合わせが悪くなってしまうのです。
では奥歯を失った場合の対処はどうすれば良いのか?

…安定性を考えるならインプラントにする選択肢もありますが、
入れ歯とインプラントでは治療内容が全く異なります。
そこで1つ提案すると、素材にこだわりなおかつ自分にピッタリと合うオーダーメイドの入れ歯にすることです。

オーダーメイドの入れ歯について

自費…つまりオーダーメイドの入れ歯は、使用している材料が保険の入れ歯と異なります。
一般的に保険の入れ歯はレジンを使用するのですが、このレジンとはプラスチックです。
しかし上記で説明したとおり、プラスチックの入れ歯は奥歯に使用すると噛み合わせが悪くなりやすくなります。

一方、オーダーメイドの入れ歯なら素材の選択の幅が広がり、
例えばセラミックや強化プラスチックなど耐久性に優れた素材も使用できます。
またその患者さんにピッタリ合う入れ歯を製作でき、入れ歯が合わないと感じることもありません。

このため、オーダーメイドの入れ歯なら噛み合わせが悪くなりにくいですし
それだけでなく以下のようなメリットもあります。

・審美性が高い
人工の歯や歯肉の素材や色のバリエーションが広く豊富なため、
より自分の歯や歯肉に合った入れ歯を再現でき、見た目も自然で美しくなります。
ただし入れ歯であることに変わりはないため、インプラントのような安定性まではありません。

・食事を楽しめる
保険の入れ歯は耐久性の弱さを補うため分厚い仕様になっており、そのせいで熱を感じにくくなっています。
一方オーダーメイドの入れ歯なら義歯床の部分に薄い金属も使用できます。
このため、温度や味覚を感じやすくなり従来どおり食事を楽しめます。

・金属アレルギーの人でも使用できる
入れ歯には必ず金属のバネがあるため、金属アレルギーの人は使用できないイメージがあります。
しかし、オーダーメイドの入れ歯なら金属のバネを使用しないタイプも存在します。
素材にこだわれば金属を一切使用しないことも可能であり、金属アレルギーの人でも安心して使用できます。

・他の歯に負担を掛けない
これは維持装置の違いが理由になっていることです。
保険の入れ歯は残った歯を維持装置で囲むことで固定させる仕様です。
これによって残った歯に負担を掛けますが、オーダーメイドの入れ歯ならそこまでの負担は掛かりません。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、入れ歯の噛み合わせの重要性についてまとめます。

1. 噛み合わせとは :上下の歯が均等に接触していない場合などは噛み合わせが悪い状態
2. 噛み合わせの悪いと全身の健康の関係 :噛み合わせが悪いと以下のような悪影響がある
・肩こりや頭痛が起きる :噛む筋肉である広頸筋や側頭筋に悪影響を及ぼすために起こる
・歯磨きがしづらくなる :歯並びが悪ければ、凸凹していて精密な歯磨きができなくなる
・顎関節症になる :噛み合わせが悪いと顎関節症になりやすく、さらに悪化しやすい傾向がある
・見た目が悪くなる :歯の位置がズレている、顎が変形しているなど、見た目に影響を及ぼす
・歯周病になりやすい :噛み合わせが悪いと噛んだ時に大きな負担の掛かる歯が出てくるため
・噛み合わせの悪さが全身の健康に悪影響を及ぼす理由 :身体のバランスの崩れを引き起こすため

3. 奥歯の入れ歯と噛み合わせの問題 :奥歯を保険の入れ歯にすると噛み合わせが悪くなりやすい
4. オーダーメイドの入れ歯について :噛み合わせが悪くなりにくく、さらに以下のメリットがある
・審美性が高い :人工の歯や歯肉の素材や色のバリエーションが豊富なため、自然な見た目になる
・食事を楽しめる :温度や味覚を感じやすい仕様になっているため
・金属アレルギーの人でも使用できる :金属を一切使用しない入れ歯を製作することも可能
・他の歯に負担を掛けない :維持装置の仕様上、残った歯に負担を掛けることが少ない

これらのことから、入れ歯の噛み合わせの重要性について分かります。
今回の説明のポイントは2つで、まず1つは入れ歯の噛み合わせの悪さは大きな問題であるということです。
噛み合わせが悪ければ見た目だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼしてしまうからです。

もう1つは、自費の入れ歯なら噛み合わせが悪くなりにくいということです。
使用できる素材の豊富さは、特に大きな力の掛かる奥歯の噛み合わせを悪くさせないことにつながります。
そしてもちろん、信頼できる歯科医の元で治療を受けることが何より大切です。

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