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一般歯科

一般歯科

一般歯科とは

一般歯科とは虫歯治療や歯周病の治療、入れ歯の作成など、多くの患者様が歯科医院に通院した際に受ける治療のことをいいます。その治療の多くが、保険の範囲内で行われることから、一般歯科=保険診療とイメージされる方もいます。

誤解を恐れずに言えば、一般歯科(保険診療)はいわば飲食店における定食のようなもので、自由診療は夜のアラカルトメニューと言えるかもしれません。

江東区の下町である門前仲町で30年診療を行ってきた当院は、ほとんどの治療を保険内で行っております。歯科医院における基本的な診療だからこそ、丁寧な治療と当院独自の診察内容で患者様のご希望に沿った治療を提供できるように努めております。

当院の治療方針

全ての治療に共通することですが、当院では3つのことを重視して診療を行っています。

  • 治療はまず保険診療を基本とし、現行の保険制度内でできるだけ患者様のご希望に沿った治療を行うこと
  • 患者様の体になるべく負担をかけない丁寧な治療を行うこと
  • 患者様とのコミュニケーションを大切にし、治療に関する情報提供をしっかり行うこと

特に大切にしている治療が、歯周病治療・噛み合わせ調整・歯の根管治療です。歯周病の治療は歯の寿命だけでなく、口臭の軽減などの効果が期待できる治療です。また、噛み合わせ調整は一般的な歯科治療よりも丁寧に、体全体のバランスを見ながら詰め物の調整をします。

歯の根幹治療は歯の根っこの細菌相手に治療を行うため時間がかかり、患者様へ何度も通院して頂く場合がありますが、根管治療をいかに丁寧に行うかで治療後の歯の寿命に影響が出てきます。

この3つの治療を丁寧に行うことで、保険診療の範囲内でより良い歯科治療を行うことが可能になります。

自費診療について

保険診療には制約があるのも事実で、機能上や審美性の点から自費での治療をご提案する場合もあります。

ただ、その場合も保険診療のほかに選択肢のひとつとして患者様に提示するのであって、自費での治療を無理におすすめすることはいたしません。

また患者様の同意なく、勝手に自費診療を行うことはありませんのでご安心下さい。

虫歯治療

歯の構造

虫歯(う蝕)は、ストレプトコッカス・ミュータンス菌によって引き起こされる歯の病気です。
虫歯は、進行度合いによってC0~C4に分類されます。

C0

C1

白濁してエナメル質の表面が脱灰した状態です。
治療は必要なく、フッ素の使用で経緯を見ます。

C1

C1

歯の一番外側のエナメル質が侵された状態。
(痛みなどの自覚症状はありません。歯の表面にツヤがなく、ときに薄い茶褐色になる)

C2

C2

虫歯が象牙質まで達し、穴があいている状態。
(冷たいもの、熱いもの、甘いもの、すっぱいものによって痛みを感じます。茶褐色や黒っぽくなっています)

C3

C3

歯髄まで侵され、大きな穴があいた状態。
(冷たいもの、熱いものがしみたり、ズキズキと刺すような、特有の痛みがあります)

C4

C4

歯肉から上の部分(歯冠 )はほとんどなくなり、根(歯根)だけが残された状態。
(普通は抜歯となります。痛みはないものの神経は完全に死んでいます)

C3・C4の段階になると、歯根の先の炎症を起こした部分に膿がたまります。その他として、この膿の中の細菌や毒素が、血液などに感染し、血管をとおって全身に運ばれ、関節炎やリュウマチ性疾患、腎炎、心臓病、血液疾患、皮膚病などの病気を引き起こすことがあります。なかでも顎骨炎になる可能性が最も高いと言われています。

たかが虫歯1本と侮ってはいけません。虫歯になっても早めに適切な治療を受け、早期発見、早期治療を心がけてください。

進行した虫歯の治療

上記の一覧でC3・C4と呼ばれるレベルにまで進行してしまった虫歯は軽度の虫歯に比べて大掛かりな治療が必要となります。 主な治療法やその特徴についてご紹介します。

虫歯菌の除去

軽度の虫歯もそうですが、ある程度進行した虫歯は自然に修復されることはありません。 進行した虫歯は患部が黒ずみ、時には臭いを発することもあります。 虫歯は歯が細菌によって腐る病気ですので、菌を取り除くことでしかその進行を食い止めることができないのです。

また、奥歯の虫歯では表面では小さな虫歯でも、歯の中で大きく広がっていることもあり、痛みなどの症状が出ない初期虫歯と呼ばれる状態のときに発見することが望ましいです。

詰めものによる修復

削ることによって虫歯菌を除去した歯は、歯の中にある象牙質と呼ばれる柔らかく弱い部分がむき出しになってしまいます。

時には神経が露出することもあるので、そのままにしておくと虫歯の再発だけでなく、神経を刺激してしまい激痛が走る可能性があります。 そこで、削る治療を行った歯には患部に合わせた詰め物や被せ物を装着し、残っている歯を保護します。

レジン

CR(コンポジットレジン)と呼ばれる医療用のプラスチックを使って、削った部分を保護する保険適用の方法です。

この修復方法は大きな範囲を削った歯には適用できないことがあり、また素材の耐久性が低いためある程度の期間(良くても数年)で詰め直しをする必要が出てきます。

銀歯の詰めもの・被せ物

正式名称を「金銀パラジウム合金」と呼ばれる、医療用の金属を使う修復方法です。一部を詰める詰め物も歯全体を覆う被せ物も作成でき、保険適用となるので費用面の負担も少なく済みます。

しかし銀色の金属色が目立ち、長期間使用することで黒ずむことから、後になりセラミックなどの白い詰め物や被せ物に作り直す方も少なくありません。 審美面で気になる可能性がある方には、初めから次でご説明するセラミックを使った修復をご提案する場合がございます。

また金属アレルギーの方には適さないこともありますので、事前に検査を受けられることをおすすめしています。

白い詰めもの・被せ物(※自費治療)

医療用の陶器(セラミック)でできた詰め物や被せ物です。素材に幾つかの種類があり、主に色や硬さに違いがあります。 おひとりおひとり違う歯の色に合わせて作ることができるので、事前に患者さんのご希望を伺ってから素材をご提案します。 料金につきましては約4万円〜13万円と幅がありますが、歯の状態によって金額が異なる場合がございます。

神経の治療

C3・C4にまで進行した虫歯は、ときに歯の神経にまで侵入し、歯の中にある管の中を汚染してしまいます。その場合は歯の神経ごと取り除く必要があり、これを根管治療といいます。

もし歯の神経に侵入した細菌をそのままにしておくと、歯の根の先に病巣と呼ばれる塊を形成し、稀に歯ぐきに穴を開けて膿が出てくることがあります。重篤な症状になると歯そのものを失うことになってしまいますので、なるべく早くに治療へと進むようにしましょう。

根管治療については同ページ内の「根管治療」の項を参照してください。

根管治療について

根管治療とは、細菌に感染したり損傷を受けた歯髄を取り除くことによって歯根周辺の病気を治療・予防するものです。深い虫歯や歯の亀裂、歯への外傷によって歯髄が細菌に感染したり、損傷したり、歯髄死になることもあります。
そのまま放っておくと、歯根周辺の組織にも感染が広がり、痛みや腫れが生じます。
治療しないと抜歯が必要になるケースもあるため、早期に歯科医に診てもらうことが重要です。

根管治療の治療の流れ

1深い虫歯によって、歯髄が細菌に感染した歯2虫歯部分を除去し、歯冠から歯髄腔まで穴をあけます。
3リーマーやファイルという器具を用いて、歯髄腔および根管と感染された象牙質等をていねいに除去します。4歯髄腔および根管を生物学的親和性を有する素材で充填します。
5修復歯を支えるための金属製またはプラスチック製の支柱またはポスト(合釘)を根管に挿入します。6後にセラミック製または金属製のクラウンで歯をかぶせて修復します。

治療後

むし歯菌と、みがき残しのよごれがあるかぎり、ふたたび虫歯になる恐れもあります。
虫歯と歯周病の療法を予防するにも、しっかりとした歯磨きと定期的な検診が不可欠です。

よくある質問

痛みはないですが、少しくぼみが黒くなっています。虫歯ですか?
恐らく虫歯の初期段階であると考えられます。しかし、実際にどこまで進行しているかは診察してみないと判断ができませんので、早めにお越しいただくことをお勧めします。早めに治療をすれば、痛みも少なく金銭的にも負担が少なくなります。
虫歯治療は痛みがありますか?
なるべく患者さまに負担がないように治療していきます。虫歯の進行具合によっても異なりますが、不安な点などあればご相談ください。

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