10月, 2018年
野菜や果物で口臭は予防できる? [2018年10月15日]
江東区門前仲町の歯医者さん、原澤歯科です。 特に女性は食事の後、食べた食材によっては口臭ケアのためにガムなどを噛みますし、朝はしっかり歯磨きしてミントのスッとする香りで出勤しますよね。また、それ以外にも口臭予防の方法はいくつかあります。 そこで、ここでは口臭予防の方法として、野菜や果物の摂取による口臭予防を説明します。ただし、今回お伝えしたいことは「野菜や果物で口臭を予防できるのでおすすめします」の意味ではなく、「野菜や果物で口臭を予防するのはおすすめできません」の意味です。 口臭が起こるからには必ず原因があります。そして、口臭で大切なのは原因を特定して改善することです。最も、これはどんな病気にも言えます。例えば歯が痛い場合、痛み止めを飲めばひとまず痛みを治まります。しかし、その原因であればいくら痛み止めを飲んでも虫歯は治りません。 痛み止めで痛みを治めることを繰り返せば、痛み自体には対処できても虫歯は放置状態になってしまい、その結果虫歯が進行して重症化してしまいます。また、毎日の仕事も同じですね。仕事で致命的なミスをした時、方法次第ではそのミスをカバーできるかもしれません。 しかしミスが起こった問題の根本…つまり原因を特定して改善しなければまた同じことが起こるでしょう。つまり、何か問題が起こった時にはその問題の対処だけでなく、原因の特定と改善が必須なのです。口臭も何か原因があって起こっているわけですから、一時的な解消で終わらせてはいけない問題です。 口臭予防できる野菜や果物として、次のようなものが挙げられます。 ・生野菜のサラダ また、生野菜は温野菜に比べて硬く、噛んだ時に歯ごたえがあります。 ・リンゴ、パイナップル、レモン さらにレモンはクエン酸による口臭予防の効果があり、お口の中の細菌を殺菌して清潔な状態にします。 …野菜や果物は口の中を綺麗にするという意味で、食材が原因など一時的な口臭は予防できます。 口臭がする場合、ほとんどの人はその原因として「歯磨きをしていない」、もしくは「臭いのするものを食べた」と考えると思います。こうした場合の口臭はあくまで一時的な口臭ですから、確かに野菜や果物での口臭予防で問題ありません。 しかし口臭の原因はそれだけでなく、何らかの病気が原因になっているケースもあります。そして問題なのが、ただ口臭がするというだけでは原因の特定もできないということです。ちなみに、口臭の原因としては次のようなことが考えられます。 確率だけで考えれば、口臭の原因として最も多いのは歯周病です。歯周病になると歯周ポケット(歯と歯肉の境目)の溝が深くなり、そこに細菌や歯石が溜まります。また、歯周病になるとお口の中で細菌が繁殖しますし、歯肉から出血や膿みが出ることもあります。歯周ポケットに溜まる細菌、繁殖した歯周病菌、歯肉からの出血、膿、これらが原因で口臭が起こります。 唾液の分泌量が低下すると、お口の中は常に渇いた状態になります。そして、お口の中に存在する細菌の中には、こうした乾燥状態を好むものもあります。それは嫌気性菌と呼ばれる細菌で、嫌気性菌はプラークを分解する働きを持っています。お口の中が乾燥状態になれば嫌気性菌が活発に働くため、より多くのプラークを分解して口臭がするのです。 虫歯になると歯に穴があくため、歯の一部が言わば空洞状態になります。すると食事をした時に食べカスがその空洞に入ってしまうことがあります。このような状態で詰まった食べカスは歯磨きで除去するのが難しく、そのまま残ってしまいます。そして時間の経過が食べカスは腐ってしまうため、それが原因で口臭が起こります。 胃炎になると胃の調子が悪くなるため、食べた物を正常に消化できません。このため食べた物が未消化で胃の中に長時間留まってしまい、本来腸で起こる発酵が胃の中で起こります。そして、この時に発生した発酵臭は肺に取り込まれてしまうのです。そうすると呼吸時に肺に取り込まれた発酵臭がお口から発せられるため、それが口臭となります。 肝臓にはいくつか働きがありますが、その中の一つに有毒なアンモニアを解毒する働きがあります。有毒なアンモニアを尿素という形で解毒して、それが尿となって身体の外に排出されるのです。しかし肝臓が不調だと解毒が正常に行われないため、有毒なアンモニアが身体の中で停滞します。そうなるとやがて血液の中に有毒なアンモニアが入り込み、血管から肺に回って呼吸時に口臭がするのです。 便秘になると便が腸の中に溜まるため、腸内環境が悪化して悪玉菌が増加します。そして悪玉菌によって便が腐敗し、それによって有害物質が発生します。ここで有害物質が排泄されれば問題ないですが、便秘である以上それも不可能になってしまいます。やがて有害物質は腸壁から吸収されて血液に入り込み、血管から肺に入って呼吸時に口臭がするのです。 …このように口臭の原因はいくつもあり、それぞれ改善方法は異なります。例えば虫歯や歯周病が原因なら歯科医院での治療が必要ですし、胃や肝臓の不調や病気が原因なら専門の医療機関で治療しなければなりません。 便秘の場合は自覚があるでしょうが、それでも腸内環境の改善が必要ですし、これらの原因が同時に起こっていることも考えられるでしょう。このため、口臭がする時にまず必要なのはこれらの何が原因なのかの特定をすることです。 多くの原因が考えられる上にそれぞれの改善方法が異なるとなれば、まず原因を特定しないことには対処のしようがないからです。 口臭の原因を特定するには歯科医院に行くことで、さらに言えば口臭の専門外来も存在します。口臭外来とは口臭専門の治療を行うところで、歯科医院だけでなく総合病院に設置されている場合もあります。 口臭外来ではカウンセリングや精密検査を行い、それを元に口臭の原因を特定、それに応じた治療を行います。この時、胃や腸など内臓に原因があるとされた場合は、専門の医療機関での治療となります。最も、口臭外来は他の医科との連携も行っているため、専門の医療機関への誘導はスムーズに行えます。 また、口臭自体は病気と扱われないため、口臭外来の検査費用などには健康保険が適用されません。ただし虫歯や歯周病などが原因の場合、これらの治療は従来どおり健康保険が適用されます。口臭についての悩みがあれば、口臭外来に行けば確実な対処ができるでしょう。 口臭外来では健康保険が適用されないため、費用自体は従来の歯科治療より高くなります。自由診療の費用は歯科医院ごとで異なるため、口臭外来の費用は一概に断言できません。ただし相場はある程度決まっており、一般的にトータルで5万円~7万円ほどになります。 検査だけでも3万円ほどかかるため、費用としては決して安くはありません。しかし口臭の原因を特定できることとその治療ができることを考えれば、口臭外来では費用に見合った治療を行えると言えるでしょう。 いかがでしたか? 1. 原因を特定することの重要性 :口臭を一時的に解消しても、原因を特定して改善しなければ意味がない 2. 口臭予防できる野菜や果物 :以下の野菜や果物で口臭予防できる 3. 口臭には様々な原因がある :口臭の原因として以下のものが考えられる 4. 口臭の原因を特定するには :歯科医院、もしくは口臭外来に行く これらのことから、野菜や果物で口臭予防することの問題について分かります。口臭がする場合、大切なのは口臭の解消ではなく原因の特定です。原因を特定し、根本から問題を解決しなければ口臭は続くからです。また、その原因が病気である可能性もあるため、野菜や果物による一時的な解消方法はおすすめできません。口臭を身体が発するSOSのサインと捉え、歯科医院や口臭外来に行きましょう。
今回のテーマは「野菜や果物で口臭予防することの問題」です。口臭はエチケットの問題でもありますから、多くの人が普段から気を遣っていると思います。原因を特定することの重要性
口臭予防できる野菜や果物
ポイントは「生野菜」という点で、生の野菜には多くの食物酵素が含まれており、
摂取することで腸の状態を整える効果があります。腸の状態が整えばきちんと便も出ますし、
環境が整うことで腸内から回ってくる口臭を防ぐことができます。
食べる際には噛み砕くことが必要ですが、この噛み砕く行為によって歯に付着したプラークも剥がれます。
これによってプラークが減り、細菌による口臭を防ぐこともできるのです。
まずリンゴは食物繊維が豊富ですから、お口の中を洗浄する効果があります。
次にパイナップルは舌苔を取り除く効果があるとされており、
ちなみに舌苔とは舌に付着している白くてブツブツした物質で、これは口臭の原因になります。
最も、レモンの場合は酸っぱさを考えると直接の摂取が難しい人もいるでしょうから、
レモン水、もしくはレモンジュースなどでも代用できます。
しかしそれはあくまでエチケットの意味であり、口臭全般において効果があるわけではありません。
最も、野菜や果物や有害という意味ではなく、どちらも栄養があるため身体の健康において摂取は必要です。
ただし口臭の場合は違い、野菜や果物の摂取による口臭予防では一時的な解消の効果しかありません。口臭には様々な原因がある
歯周病
唾液の分泌量の低下
虫歯
胃炎
肝臓の不調
便秘
口臭の原因を特定するには
口臭外来について
口臭外来の費用
まとめ
最後に、野菜や果物で口臭予防することの問題についてまとめます。
・生野菜のサラダ :食物酵素によって腸内環境が整うため、腸内から回ってくる口臭を予防できる
・リンゴ、パイナップル、レモン :リンゴは食物繊維が豊富、パイナップルは舌苔を取り除けるなど
・歯周病 :歯周ポケットに溜まった細菌や歯石、歯肉からの出血や膿みが原因で口臭が起こる
・唾液の分泌量の低下 :嫌気性菌の働きが活発になり、多くのプラークを分解して口臭が起こる
・虫歯 :虫歯の穴に食べカスが詰まり、その食べカスが詰まると口臭が起こる
・胃炎 :胃の中で食べた物が発酵し、その時発生した発酵臭が肺に入って口臭が起こる
・肝臓の不調 :有毒なアンモニアが解毒されなくなり、それが肺に入って口臭が起こる
・便秘 :便の腐敗によって発生した有害物質から腸壁に吸収され、血管から肺に入って口臭が起こる
・口臭外来について :口臭の原因特定と治療を専門に行っており、歯科医院や総合病院に設置されている
・口臭外来の費用 :健康保険が適用されないため費用は高く、一般的にはトータル5万円~7万円ほど
噛み合わせを悪くさせてしまう可能性がある子供の癖って何ですか? [2018年10月01日]
江東区門前仲町の歯医者さん、原澤歯科です。 さて、そんな子供の癖をなぜ改善させたいのかと考えると、 しかしもっと問題なのは、子供の癖の中には口腔内の健康にとって害となる癖もあるということです。 そもそも「正常な噛み合わせ」とはそんなに大切なことなのでしょうか。 肩こりや頭痛の要因は疲労とは一概に言い切れず、噛み合わせの悪さが要因のケースもあります。 首から肩にかけてつながる広頸筋が影響を受けて肩こりが、 顎関節症は噛み合わせが良くてもなりますし、 顎関節症は、軽度なら顎を動かすたびに音が発生するくらいの症状ですが、 噛み合わせの悪さは審美面に影響しますが、それは単に噛み合わせた時の歯の見た目だけではありません。 いくら予防しても虫歯や歯周病になる人は、その要因が噛み合わせの悪さにあるのかもしれません。 さらに、噛み合わせが悪いと噛んだ時に歯と歯が当たらない箇所が出てくるため、 …このように噛み合わせの悪さは見た目の悪さに影響してしまいますし、 噛み合わせの悪さは身体に様々な問題を引き起こしますが、 無邪気に見える指しゃぶりの癖は、実は噛み合わせが悪くなる要因です。 しかも指しゃぶりによってかかる力は強いため、持続的に行えば歯並びが悪くなり、顎も変形してしまいます。 <指しゃぶりによって起こる噛み合わせの異常> 「口呼吸ではなく鼻呼吸をしなければならない」と聞いたことがある人も多いと思いますが、 上顎が成長できなければ幅が狭くなり、さらに口呼吸によって舌の位置が下がるため、 <口呼吸によって起こる噛み合わせの異常> 子供は悔しい時や叱られた時に下唇を噛む時がありますが、それが癖になると出っ歯になります。 この場合、下唇に上から強い力をかけることに問題があるため、 <下唇を噛むことによって起こる噛み合わせの異常> 頬杖をつく癖は大人にもありますが、この癖は噛み合わせにおいて様々な問題が起こります。 また、同じような癖としてはうつ伏せで寝ることが挙げられます。 <頬杖をつくことによって起こる噛み合わせの異常> 「爪を噛む」とは前歯で爪を噛むことですが、硬い爪を前歯だけで噛むことは前歯にとって負担となり、 他にも爪を噛む癖があると受け口になりやすくなりますし、爪を噛むこと自体が衛生的によくありません。 <爪を噛むことによって起こる噛み合わせの異常> いかがでしたか? 1. 噛み合わせについて :審美面、健康面において様々な問題を引き起こす原因となる 2. 噛み合わせが悪くなる子供の癖 :何気ない癖の中には噛み合わせを悪くさせる原因となるものもある これらのことから、噛み合わせが悪くなる子供の癖について分かります。
今回のテーマは「噛み合わせが悪くなる子供の癖」です。
ほとんどの子供は何らかの癖を持っており、親はそれを改善させるために頭を悩ませます。
その答えとして挙げるのは「みっともない」や「行儀が悪い」などの理由でしょう。
確かに、癖によってはマナーにも関係してくるため深刻な問題ですよね。
そこで、ここでは噛み合わせが悪くなる原因となる子供の癖について説明します。
もちろん、同じ癖を持つ大人がいた場合、その大人もまた噛み合わせが悪くなるので要注意です。噛み合わせについて
実際、噛み合わせを意識する人はそこまで多くなく、それよりも歯並びや歯の色を気にする人が多いですね。
最も、歯並びが悪ければ噛み合わせも悪くなるので、正常な噛み合わせは審美面においても重要です。
また、それだけでなく健康面においても重要であり、噛み合わせの悪さは身体に様々な問題を引き起こします。肩こりや頭痛
人間は動作するたびに必ず筋肉を使いますが、噛む動作においてもそれは例外ではありません。
そして、噛み合わせが悪いと噛む筋肉が影響を受け、それによって肩こりや頭痛が起こります。
顎関節から頭の横にかけてつながる側頭筋が影響を受けて頭痛が引き起こされるのです。
慢性的な肩こりや頭痛で悩まされている人の場合、その要因は噛み合わせの悪さにあるのもかもしれません。顎関節症
噛み合わせが良い人が顎関節症になったのがきっかけで噛み合わせが悪くなるケースもあります。
しかし、噛み合わせが悪いと顎関節症になるリスクが高く、さらに重症化しやすい傾向があります。
それでも音が聞こえるのはストレスになりますし、重症化すれば痛みを感じることもあります。
さらに口も開けにくくなるため、決して軽く見てはいけない病気です。顔の見た目が悪くなる
と言うのも、噛み合わせが悪いと顎の形が悪くなりますし、顎の形が悪くなれば顔の輪郭が歪みます。
そして顔の輪郭が歪むということは、顔の見た目も悪くなることになるのです。
また、噛み合わせが悪いと発音がしづらいなどの問題も起こるため、
顔の見た目とあわせて人との交流、会話に引け目を感じるようになってしまいます。虫歯や歯周病になる
なぜなら、噛み合わせが悪いと虫歯や歯周病になるリスクが高まるからです。
まず噛み合わせが悪く歯並びが悪ければ、歯磨きがしづらいために磨き残しが多くなります。
その衝撃によるプラークの剥がれが起こらなくなり、プラークが付着したままになります。
また、噛み合わせの悪さによって特定の歯に負担がかかれば、歯周病が起こるリスクが高まります。
虫歯、歯周病、顎関節症、肩こり、頭痛などの要因にもなります。
口腔内に限らず健康な身体を維持するには、噛み合わせの悪さは決して無視できない問題です。噛み合わせが悪くなる子供の癖
そもそも噛み合わせはどうやって悪くなるのでしょうか。これは遺伝的な要素もありますが、
実は子供の時に行う何気ない癖が関係しているケースが多くあります。
一見子供ならではの何でもない癖ですが、その中のいくつかには噛み合わせが悪くなる要素が潜んでいます。指しゃぶり
毎日指しゃぶりをすれば1日トータルで数十分以上、
さらに睡眠時も含めれば相当な時間になり、長時間大きな力をかけることになります。
また、指しゃぶりによって口の形が変形した場合、
噛み合わせだけでなく呼吸や発音、飲み込む動作においても正常にできなくなってしまうのです。
・出っ歯…指しゃぶりの時に上の前歯を持続的に押す状態になるために起こる
・上下の奥歯のずれ…指しゃぶりで上の歯列の幅が狭くなり、下の歯列とのバランスが崩れて起こる口呼吸
その理由まではよく分からないという人もいるのではないでしょうか。
口呼吸は文字どおり口で呼吸しますから、鼻呼吸の時のように上顎が成長できなくなります。
上顎が広げられなくなって出っ歯や歯並びの悪さにつながってしまうのです。
また、口呼吸は乾燥した空気を直接口の中に取り込むため、口の中が乾燥して細菌が繁殖しやすくなります。
・出っ歯…口呼吸によって上顎が広がらないため出っ歯になる
・歯並びの悪さ…口呼吸で上顎が広がらないため、歯のスペースが狭くなって歯並びが悪くなる下唇を噛む
まず下唇を噛むと、その時点で下の歯が中…つまり内側に倒されます。
そうすると、上の歯が外側に押された状態になるため出っ歯になってしまうのです。
下唇を噛む以外にも舌で下唇を押すなど癖があると全く同じ問題が起こります。
他にも、下唇のかさつきなどが気になって舌で強く舐めるなどの癖もこれに該当します。
・出っ歯…下唇を噛むと下の歯が内側に倒され、上の歯が外側に押された状態になるため
・歯並びの悪さ…下唇を噛んで舌の歯が内側に倒されると、スペースが狭くなって下の歯並びが悪くなる頬杖をつく
まず頬杖をつくと、体勢的に頭を顎で支える状態になります。
頭は身体の中でも重たい部分になるため、それを顎で支え続けると特に奥歯に負担がかかります。
ひと昔前は、頭の形が整うという点で子供のうつ伏せ寝がすすめられていましたが、
うつ伏せで寝ることは噛み合わせが悪くなるどころか乳児突然死症候群の原因の一つとされています。
・奥歯の噛み合わせが悪くなる…頭の重さを支える負担が奥歯にかかるため
・顎が横にずれて噛み合わせが悪くなる…頭の力が顎を横や奥に動かし、強い負担をかけるため爪を噛む
その影響で前歯の歯の根が浅くなる、前歯の先が変形するなどの問題が起こります。
さらに成長期において爪を噛む癖は歯肉にも負担をかけ、歯並びが悪くなる原因になります。
爪の残る細菌が口に入ってしまい、それが原因で何らかの病気になる危険性があるからです。
ちなみに爪を噛むのは単に癖だけでなく、不安やストレスが原因で起こっていることがあります。
・歯並びが悪くなる…硬い爪を前歯だけで噛むことで歯肉に負担をかけてしまうため
・受け口…爪を噛むと下顎が前に出た状態で固定されるためまとめ
最後に、噛み合わせが悪くなる子供の癖についてまとめます。
・肩こりや頭痛 :噛み合わせが悪いと広頸筋と側頭筋が影響を受け、肩こりや頭痛を引き起こす
・顎関節症 :噛み合わせが悪い人はそうでない人に比べて顎関節症になりやすく、重症化もしやすい
・顔の見た目が悪くなる :噛み合わせが悪いと顎の形が悪くなり、顔の輪郭が歪んで見えるため
・虫歯や歯周病になりやすい :歯並びの悪さで噛み合わせが悪い場合、歯並びが凸凹で歯磨きがしづらい
・指しゃぶり :指を吸う力は強いため、その力が持続的にかかると歯並びが悪くなって顎も変形する
・口呼吸 :口呼吸だと上顎が成長できなくなるため、幅が狭くなって歯並びが悪くなる
・下唇を噛む :上の歯が外側に押される状態になることで出っ歯になる
・頬杖をつく :頭は重いため、それを顎で支えることで負担となって奥歯の噛み合わせが悪くなる
・爪を噛む :硬い爪を前歯だけで噛むのは前歯にとって負担となり、前歯の先が変形する
噛み合わせの悪さを改善方法は様々で、矯正治療で対応できるケースもあります。
ただし癖が原因で噛み合わせが悪くなった場合、癖を改善しなければまた同じ問題が起こります。
癖は一度身につくと改善が難しくなるため、噛み合わせを悪くさせる子供の癖には早めに対処しましょう。