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ホワイトニングの種類を教えてください
2017年02月20日
江東区門前仲町の歯医者さん、原澤歯科です。
今回のテーマは「ホワイトニングの種類について」です。
一言でホワイトニングと言っても、その中にはいくつかの種類があります。
歯科医院でホワイトニングという治療項目を目にした人もいるでしょうし、
薬局などでホワイトニングと名がついた歯磨き粉などを見たという人もいるでしょう。
ここでは、そんなホワイトニングの種類とそれぞれの特徴について説明していきます。
目次
1. オフィスホワイトニング
歯科医院で行うホワイトニングで、ホワイトニングの中でも最も一般的な方法です。
過酸化水素などの薬剤を用いて、歯科医院で歯科医によってホワイトニングを行います。
審美治療になるため、一般の歯科医院では受けられない治療というのが欠点です。
カウンセリングなどで相談が行える点や、何より歯科医院が直接治療を行うという点から、
安全性が高いというのが大きなメリットです。短期間で白くできる点で手軽さもありますが、
その分後戻りが早いのも事実です。定期的に行うことで白さを維持することができます。
多くの人がイメージするホワイトニングが、このオフィスホワイトニングです。
2. ホームホワイトニング
自宅で行うホワイトニングです。とは言え、そのための薬剤やマウスピースは歯科医院で処方されるため、
歯科医院と通じて行うという意味ではこれも正規のホワイトニング治療の1つです。
自身で行う分、薬剤の濃度が薄いために効果が得られるまで時間が掛かるのが欠点です。
ただし、歯が白くなった後の持続期間は意外にもオフィスホワイトニングよりも長いのです。
ホワイトニングが一般化しているアメリカにおいては、多くの人がこのホームホワイトニングを行っています。
自宅できる点で通院の頻度が少ないものの、ホワイトニング自体を自身で行う手間は掛かります。
ちなみに、薬剤は定期的に歯科医院で貰わなければならないため、
ホームホワイトニングとは言え全く通院しなくていいというわけではありません。
3. デュアルホワイトニング
デュアルの訳である「2つの」や「2重の」などの言葉どおり、
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を兼ねたホワイニングのことです。
白くなるまでの早さや持続性など、ホワイトニングの効果としては最も優れた方法です。
唯一の欠点は費用が高いことで、審美治療であるホワイトニングは保険が適用されないですし、
そんな高額なホワイトニングを2つあわせた方法ということで費用はさらに高くなります。
費用抜きにしてとにかく高い効果を求める人向けの治療方法です。
4. 市販のホワイトニング
薬局などではホワイトニングを謳った歯磨き粉が販売されています。
一応ホワイトニングの名を冠していることで紹介するものの、上記までのホワイトニングとは全くの別物です。
市販のホワイトニング歯磨き粉で得られる効果はあくまでクリーニング程度です。
歯の表面に付着したコーヒーなどによく着色を落とせるだけで、歯自体を白くする効果はありません。
このため、市販のホワイトニングはホワイトニングと言うよりはクリーニングと言った方が的確です。
5. ホワイトコート
いわゆる歯のマニキュアで、市販のものもあれば歯科医院で行うものもあります。
ホワイトニングに含まれるかは微妙ですが、一時的に歯をする点では高い効果があります。
即効性もあるため、「明日の結婚式に白い歯で出席したい」などの時におすすめです。
市販のものでは一般的に半日程度の効果ですが、歯科医院で行えば2ヶ月以上効果が続くこともあります。
また、テトラサイクリンによる歯の変色など、
ホワイトニングで効果が得られない歯でも一時的に白くできるのもメリットです。
まとめ
いかがでしたか?
最後に、ホワイトニングの種類についてまとめます。
- オフィスホワイトニング :歯科医院で行う。高濃度の薬剤を使用するので即効性は高いが持続性は低い
- ホームホワイトニング :自宅で行う。即効性は低いが持続性は高く、オフィスホワイトニングと真逆の特徴
- デュアルホワイトニング :オフィスホワイトニングとホームホワイトニングをあわせた方法。費用が高い
- 市販のホワイトニング :歯科医院のホワイトニングとは別物。歯の表面のちょっとした着色が落ちる程度
- ホワイトコート :歯にマニキュアを塗る。結婚式など、急な理由で一時的に歯を白く見せたい時には便利
これら5つのことから、ホワイトニングの種類について分かります。
ホワイトニングの種類ごとによる違いとした主なのは、即効性と持続性と費用です。
そして、これら3つの中で何を重視するかによっておすすめの方法が決まります。
費用抜きで効果の高さだけを求めるならデュアルホワイトニングですし、
即効性と持続性のどちらかの場合はオフィスホワイトニングかホームホワイトニングでしょう。
また、ホワイトニングでも白くできない歯であれば、一時的にホワイトコートを行う方法もあります。