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赤ちゃん、幼児、小学低学年、それぞれが上手に歯を磨くコツとは
2015年03月23日
目次
赤ちゃんの歯を磨く
まずは慣れさせることから始めましょう
人は生まれた時に歯は一本も生えていません。成長とともに乳歯が萌出し、後に永久歯へ生え変わります。乳歯は永久歯に生え変わるから多少虫歯になっても大丈夫だろうと思われる方もいらっしゃると思いますが、虫歯があることによってこれから生えてくる永久歯に悪影響を与えたり、虫歯ができやすい口腔内環境になってしまいます。勿論、歯磨きだけでは完全に虫歯になることは防ぐことができませんが、毎日できるセルフケアの中では一番有効的な方法なので、歯磨きはとても大切だと考えます。
そこで、歯が生えてくる前に赤ちゃんに歯磨きに対する『慣れ』を植え付けることも大切だと思います。赤ちゃんにとって歯ブラシは、異物としか認識されないと思います。また、子供用の歯ブラシでも歯茎に傷がついてしまったり赤ちゃんが動いたりして上手にできないことがあると思います。ですので、まずは少し水を含ませたガーゼなどで歯茎をそっとなぞってあげることで、口の中の違和感に抵抗を無くすことから始めるのが良いでしょう。
幼児の歯を磨く
まずは子供にやらせてみましょう
子供は好奇心の塊です。そして、実際手にとって自分でやってみたいでしょう。ですので、まずは下手でもいいですし歯ブラシを咥えるだけでもいいので、まずは子供にやらせてみるのが良いでしょう。
今は、歯科メーカーや子供用品メーカーでトレーニング用や歯ブラシの誤飲を防ぐように工夫が施されている歯ブラシが販売されているので、危険性は少ないと思います。
しかし、テレビを見ながらなど他に興味を持ってしまうものがあると子供の集中力が散慢して怪我に繋がる可能性がりますので注意が必要です。
また、上手に歯磨きをできたらしっかり褒めてあげることが大切でしょう。
食べたら磨くを習慣づける
幼児はなぜ歯磨きをしなければならないかを理解することは難しいと思います。ですので、決まり事として、ご飯を食べたあとは必ず歯磨きをするという習慣を植え付けることが大切だと思います。
そのためにも、親もしっかり歯磨きをしなければなりません。まずが家族全員で歯磨きをする習慣をつけると良いと思います。
最後は大人の仕上げ磨きが大切です
幼児にとって歯磨きは食べ物を食べたあとにする行為という習慣しかないと思います。幼児にとって歯磨きは、習慣付けと歯ブラシに慣れる期間だと思いますので、最後の親の仕上げ磨きがとても大切になってきます。
幼児に上手に歯磨きを求めても絶対に不可能なことです。大人でも上手にブラッシングできている人はごく僅かだと感じています。ですので、仕上げはしっかり大人が注意深く行うことをお勧めします。
子供用のフッ素配合歯磨材を使用する
フッ素が配合された子供用の歯磨材は虫歯になりにくい歯を作るだけでなく、少し味のついたものが(少し甘いキシリトールやいちご味など)販売されているので、歯磨きが嫌いな子供でも受け入れてくれることがあります。
物でつるのは少し問題があるとは思いますが、フッ素配合歯磨材を使用したほうが歯には良い影響があると思いますし、歯磨きへの抵抗も少しは和らぐのではないかと思います。
小学低学年の歯を磨く
歯磨きの重要性を教える
この頃になると、なぜ歯磨きをしなければならないかを理解することができると思います。また、学校の授業や歯科検診などで歯磨きや虫歯の知識をある程度得る機会も増えると思います。ですので、ここでは歯磨きをする重要性を教えなければなりません。
勿論、まだまだ歯磨きは一人では上手にできないと思いますが、歯ブラシの動かし方や使い方を意識させながらしっかり歯磨きをやらせるのが良いでしょう。そして、しっかり大人が仕上げ磨きを行うことが大切です。
カラーテスターなどを使用して興味を持たせる
歯科で使用する薬の中でカラーテスターという体には無害なもので、歯垢にのみ着色するものがあります。歯磨き後にそれを使用して着色している歯を子供に見せることにより、磨き残しがあるということを理解させ、鏡で見ながら着色部を歯磨きでとっていくことをします。
すると、子供はその行為に夢中になり、歯磨きのへの楽しさがますことがあります。毎日は行わないで、一ヶ月に数回テスト方式で行うとより効果が得られるかもしれません。
生え変わりの時期なので注意が必要
小学生になったあたりで前歯の乳歯が抜けて永久歯が生えてきます。歯は一気に生え変わらず少しずつ抜けては生えて来ます。
この時に虫歯になるリスクが大きくなります。磨きずらかったり乳歯がグラグラして気になったりしてなかなか集中して歯磨きをすることができなくなります。やはり、小学生になっても大人の仕上げ磨きは大変重要になってきます。