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歯間ブラシ
2015年06月12日
ドラッグストアに行くといろいろな種類の歯間ブラシが売っているけれど、使ったほうがいいの?どれを買えばいいの?となかなか買うに至らないことが多いかと思います。
今回は歯間ブラシの使用、選び方について説明していきます。
目次
歯間ブラシとは・・・
歯間ブラシはナイロンの毛が金属のワイヤーについている小さなブラシのことを言います。
これは歯と歯の間を清掃する時に使うブラシで、歯ブラシだけでは落とすことができない隙間についているプラーク(歯垢)や食べかすを効率よく清掃することができます。
歯間ブラシは使用した方がいいの?
すばり、歯間ブラシは使用した方がいいです!!!
30歳ころより、徐々に歯と歯の隙間が大きくなっていきます。そのため、歯と歯の間に磨き残しができてしまうのです。
歯ブラシだけで歯磨きを行った場合、約60%のプラークを落とすことができると言われています。
一方、歯間ブラシと歯ブラシを併用して使用した場合、80%以上もプラークを落とすことができます。
効率よく歯磨きをするためには、歯間ブラシの使用が便利です。
歯間ブラシを使用することによりどのような効果があるの?
歯肉炎・歯周病の予防・改善
歯と歯肉の境目に磨き残しがあることで、歯肉炎や歯周病になってしまいます。
特に歯と歯の間は歯周ポケットが深くなりやすいところです。しっかり歯間ブラシでプラークをとり、歯肉炎・歯周病を予防しましょう。
また、歯肉炎になってしまっていても1週間ほどしっかり歯磨きをすると改善します。
歯周病の改善にもきちんとした歯磨きが重要です。
むし歯の予防
年齢を重ねるにつれ、歯根のむし歯が増えてきます。
歯と歯の間の露出した歯根には汚れが残りやすく、むし歯になるケースが多いです。
歯間ブラシでプラークを取ることにより予防効果が高まります。
口臭の予防・改善
口臭の原因はいろいろありますが、歯周病、口の中の汚れが主な原因です。
なので、歯間ブラシにより歯周病を予防し、口の中の汚れを減らすことにより口臭を予防しましょう。
歯間ブラシの使用が特に勧められる場合
歯間ブラシの使用は30代以降の方々すべてにおすすめしたいのですが、特に使用した方がいい人は、ブリッジ(固定式の入れ歯)が入っている人、歯と歯の隙間が大きい人です。
ブリッジ(固定式の入れ歯)が入っている人
ブリッジの土台となっている歯にはプラークがとても残りやすいうえに、歯ブラシでは磨き残しができてしまいます。
土台となっている歯はブリッジを長持ちさせるためにはとても重要です。
なので、きちんと歯間ブラシを使用して磨くようにしましょう。
歯と歯の隙間が大きい人
歯と歯の隙間が大きいとどうしても、食べかすが詰まってしまい、それを餌に細菌が繁殖してしまいます。
日頃から、歯間ブラシで掃除するようにしましょう。
歯間ブラシの選び方
歯間ブラシは歯と歯の間の大きさに合わせて選びます。
メーカーにもよりますが、一番小さいものから4S、SSS、SS、S、M、L、LLと7種類の大きさあります(4S、LLは市販されていません)。
小さすぎるとプラークの除去効果が少なく、逆に大きすぎると歯肉に傷がついてしまいます。
歯間ブラシを入れたときに少し抵抗がある程度の大きさが正しいサイズです。
歯と歯の間の隙間が目立たない場合は、SSSもしくはSSをまず購入してみるのがいいでしょう。
また、歯間ブラシにはI字型のものL字型のものがあります。どちらでも効果は変わりません。
口の中で動かしやすい方を使用してください。
毎食後使用しなければいけないの?
毎食後使用しなければいけないわけではありません。
1日1回歯磨きのときに使用してください。
デンタルフロスの使用が勧められる場合
歯と歯の隙間が小さいとき
歯と歯の隙間が小さいときは歯間ブラシが入らないことがあります。そんなときはデンタルフロスを使用ください。
若い世代
10代、20代の間は歯と歯の間がとても狭いです。
歯間ブラシが入らないことが多く、デンタルフロスを使用することがお勧めされます。
歯と歯の間のむし歯が多い
歯と歯の間のむし歯が多いときは、デンタルフロスを使用することにより、歯と歯が接している部分まで磨くことができます。
まとめ
歯間ブラシの使用により、歯磨きの効率が非常に向上し、歯周病や、むし歯、口臭の予防につながります。
さあ、ドラッグストアに行って、自分に合った歯間ブラシを見つけましょう!