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噛むと激痛が走るのですが、これはなに?
2015年08月24日
何の前触れもなく噛んだ時に口の中に走る激痛!こんな経験がある方も少なくないのでは。
この激痛の正体と対処法についてご紹介していきたいと思います。
目次
早めに受診!原因を探る
噛んだ時に走る激痛は、むし歯や知覚過敏、その他口の中のトラブルの可能性があるため注意が必要です。
見えない部分なだけに歯医者さんでないと原因が突き止められません。
口の中の状態が人それぞれ違うように、一概に噛むと激痛が走る原因はコレと断定できないため、早めに受診し原因を特定してもらうことが重要です。
どのような時に、どんな痛みを感じたのかを細かく時系列でまとめておき、説明すると歯医者さんも原因を探る上での判断材料になります。
いつまた激痛が走るかと思うと不安にもつながるため早めに受診することをおすすめします。
場所と痛みの具合を確認
激痛が走った時はあまりの衝撃や痛さでパニックになってしまうかもしれませんが、痛みを感じた場所を特定する事が重要です。
例えば、前歯でも上の歯なのか下の歯なのかでも状況は違いますし、右の奥歯や左の奥歯、その上下どちらなのかも原因を特定するにあたって重要な情報になります。
また、鈍い痛みなのか、突き抜けるような痛みかなど痛みの程度、そして痛みは一度だけなのかそれとも、継続的に痛みが現れた場合、その間隔などもメモしておくことが大切です。
痛みを感じた場合はまず冷静になって、痛みの場所や具合をメモしておくことをおすすめします。
噛み合わせによる激痛の可能性も
噛んだ時に激痛が走る原因の一つに噛み合わせによるものも可能性として考えられます。
毎日生活をする上で知らず知らずのうちに姿勢の乱れから歯が歪んでしまうケースもあるため、一つの可能性として噛み合わせの状況も確認してみましょう。
口の中を舌でチェックしながらいつもの状態と違う部分がないか確認してみることも有効ですし、実際に触ってみると意外と歯肉が腫れていたり、という口の中のトラブルを発見できるかもしれません。
また、鏡で定期的にチェックする事で予防にもつながり、歯の健康の大切さを改めて知ることができるのではないでしょうか。
意外と知られていない歯根膜炎
口の中には硬い食べ物や、柔らかい食べ物などを判断する歯根膜というものがあります。
この歯根膜に刺激や強い力が加わると痛みが出る場合があり、一般的に歯根膜炎と呼ばれています。
最終的な診断は歯医者さんで判断してもらうにせよ、歯根膜炎の可能性があることだけでも知っていると安心するのではないでしょうか。
ちなみに虫歯になってしまった小さな穴から歯根膜に細菌が感染してしまう場合もあり、炎症を起こすため激痛になってしまうのです。
虫歯以外でも激痛が走る要因はたくさんあるので、このような情報を知っているともしもの時に役立つのではないでしょうか。
歯ぎしりプラス歯根膜炎
歯根膜炎についてもう少しご紹介していきましょう。
夜寝ている間に歯ぎしりをしてしまうという方も少なくないのではないでしょうか。
歯ぎしりは無意識に歯と歯をこすりあわせてしまっているため歯に相当な力がかかってしまっています。
その歯ぎしりが長期間に渡ると歯根膜炎を発症してしまうケースもあり、歯ぎしりによる圧迫で激痛になる可能性も否めません。
自分で確認できないだけに、歯ぎしりで悩んでいる方は一度歯医者さんに相談してはいかがでしょうか。
実際に診てもらうと想像以上に歯がきずついていたり、歯根膜炎を早期に発見できるかもしれません。
すぐに受診できない場合の応急処置
痛みを感じた時にすぐに受診できればいいですが、仕事で外出していたりするとなかなか難しいものです。
また、かかりつけの歯医者さんの予約が一杯というケースもあり、受診するのは数日後というケースも考えられます。
その際には痛みにもよりますが、応急処置の方法を覚えておくと活用することができます。
例えば痛みが続き生活に支障をきたすようであれば、市販の痛み止めなどで一時的に痛みを回避する事が可能です。
また、食べたものが歯肉の間に詰まることにより痛みを伴う場合も考えられるため、口の中を水でうがいをし、食べかすなどを洗い流してあげることも有効な手段の一つといえます。
あまりにも痛みがひどい場合は頬の上から患部を冷やし炎症をとってあげることも有効です。
すぐに試せるものばかりなので、もしもの時には活用してみてはいかがでしょうか。
安易に判断せず、早めに受診を
噛んだ時の激痛についてご紹介してきましたが、お口の中のトラブルは個人差があり実際は歯医者さんに診てもらわないと何とも言い難い部分です。
痛みを感じた時は早めに歯医者さんを受診し早期に治療を行うことが大切です。
また、日頃の予防として定期的に歯科健診を行うことで、歯のトラブルなどを早期に発見し治療を行うことで痛みも軽減させることが可能。
原澤歯科では定期的な歯科健診をおすすめしております。
将来のためにも、定期歯科健診を行っていきましょう。