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歯の痛みを止める方法!
2015年09月08日
突然歯が痛んだ、そんな経験がある人は多いと思いますが、そんな時にできる応急処置はいくつかあります。
歯の痛みはつらいですし、場面や時間によってはすぐに歯科医院に行くことができない場合もあります。
そんな時は、ここで紹介する応急処置で、痛みを和らげることができます。
目次
1. 応急処置は治療と異なる
まず知っておかなければならないのは、応急処置は一時的に痛みを止めるものであって、歯の治療とは全く異なります。
つまり、ここで紹介する方法は、決して歯を治療する手段ではありません。
例えば虫歯の痛みが止まったからと言って、虫歯が治ったというわけではないですし、夜中など、あくまで歯科医院に行くことができない状況での処置方法です。
このため、実際に歯が痛んだ時には、その後少しでも早く歯科医院で診察してもらうことを心がけてください。
2. 痛め止めを飲む
最もオーソドックスな方法ですが、痛み止め自体小さな薬なので、持ち歩くこともできて便利です。
虫歯がある場合は定期的に違和感や痛みがあるため、本人にも何らかの自覚症状があるはずです。
そんな人は会社に行く際、痛み止めを持っていくようにすると、それが心強い味方になります。
もちろん時間ができたら、すぐにでも歯科医院で診察を受けるべきですが、それがすぐに叶わない人は、痛み止めで応急処置をすると効果的です。
ちなみに痛め止めは市販されているので、病院に通っていなくても入手することができます。
3. 正露丸をつめる
腹痛に効くイメージがある正露丸ですが、実は歯の痛みを抑える時にも効果を発揮します。
この場合、飲むのではなく、痛む箇所につめるのが正しい方法です。
正露丸はガムのように強く押さえると潰れるので、その要領で痛む箇所につめてください。
これは麻痺の効果で痛みを抑えているだけなので、いくら薬とは言え、治療効果はありません。
また、正露丸が口内に残ることになるので、臭いが気になる状況ではおススメできません。
自宅で夜中に痛んだ際など、周囲を気にしなくていい場面で効果的な方法です。
4. 冷やす
これも一般的な方法ですが、冷やし方にコツや注意点があります。
まず、冷やしすぎるのはダメなことと、知覚過敏で軽い虫歯の場合は、余計に痛みが増してしまいます。
冷やすのが効果的なのは重い虫歯の痛みで、ズキズキするような痛さを感じる時に効果的です。
基本的には外側、つまり頬の方から冷やすので、氷をくるんだタオルなどを頬に当てて冷やしてください。
また、角度が難しい場合は、頬に冷えピタを貼って冷やしてもいいですよ。
ある程度冷えたらタオルを外し、またしばらくしてからタオルを当てる、この繰り返しが基本です。
5. うがいをする
食後に痛みを感じた場合は、食べカスが神経を刺激していることが原因の可能性があります。
そういった場合には、痛みを招いている食べカスを取り去ることで、痛みを止めることができます。
つまり、うがいと具体名を挙げましたが、正確には“口内を清潔にする”ということです。
ただし、こうした場合、いくら清潔にすると言っても、ゴシゴシと歯磨きするのは逆効果です。
痛みの箇所に触れることで、食べカス同様に神経を刺激して、痛みを招く恐れがあるからです。
このため、軽く口をゆすぐ程度でいいですし、清潔にこだわるなら、うがい薬を利用するのも一つの手です。
6. 痛みが増す行動に要注意
痛みを止める方法があるように、逆に痛みが増してしまうような行動もあります。
また、それらは普段の日常の中にあることなので、こうした痛みを増す行動も知っておき、控えてください。
まず身体を温めてしまうことで、身体が温まると血行が良くなるため、痛みが増してしまうのです。
このため、入浴は軽いシャワー程度にした方がいいですし、歯が痛い時の長風呂は禁物です。
さらに喫煙や飲酒も控えなければなりません。
どちらも気分を落ち着かせる効果が期待できそうですが、実際には歯を刺激する成分の影響で、逆に痛みが増してしまうだけです。
痛みを止める方法を実践すると同時に、こうした痛みが増す行動を避けるようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?
最後に歯の痛みを止める方法についてまとめます。
- 応急処置は治療と異なる :紹介する方法はどれも痛みを止めるだけなので、治療するわけではない
- 痛み止めを飲む :持ち歩きができるので、場所問わず実践できるのが便利。痛み止めは市販されている
- 正露丸をつめる :飲むのではなく、つめるのがポイント。患部につめれば痛みが止まる
- 冷やす :冷やしすぎはよくないので要注意。頬から冷やすのが難しい時は冷えピタも使える
- うがいをする :口内を清潔にするのも効果的。歯磨きは神経を刺激して痛みが増すので、うがいでOK
- 痛みが増す行動に要注意 :喫煙、飲酒、入浴は痛みが増すので控えるべき
これら6つのことから、歯の痛みを止める方法について分かります。
歯の痛みは突然訪れることもあり、そんな時にはこうした応急処置を知っておくと便利です。
ただし、治療が嫌でこれらの方法を実践したいと言うのなら、それはおススメできません。
これらはあくまで痛みを止めるだけであり、治療とは無縁の方法ばかりです。
このため、放置しておくと痛みだけでなく、さらに病気が進行して歯を失う結果に繋がることもあるのです。