歯医者さんは予約無しでいってもいいのでしょうか。 予約しない場合どのようなデメリットがありますか？

今では「歯医者＝予約してから行く」というのが一般的なパターンになりつつあり、
予約無しで行くという人はほとんどいないのが事実です。
とは言え、急な歯の痛みに襲われることもありますし、
実際に予約無しで歯医者に行こうとした時、どんなデメリットがあるのかを考えていきます。

１.　どれくらい待つ？

参考にならない回答かもしれませんが、分からないというのが正直な答えです。
もちろん予約した患者さんを優先して治療を行いますし、
予約をしなかった場合は予約の患者さん達の合間に治療することになります。

つまり、一人だけなら治療できるという合間のタイミングがなければ、治療できないのです。
そのタイミングがいつ訪れるか、当然予測はできません。
それが一時間後のこともあれば、二時間後のこともあるわけです。
実際に予約をしなかった患者さんの中には、三時間待ったという人もいるくらいです。

２.　待てば治療してもらえる？

絶対に治療できるとは限りません。と言うのも、歯医者によっては完全予約制のところもあるからです。
そういった歯医者では予約をしていないと治療は受けられないですし、
むしろ完全予約制の歯医者が多くなってきているのが現状です。

その場合は、歯医者に行った時にスタッフがそのことを説明するでしょうし、
大抵はその場で、つまり窓口で予約をして一旦帰るということになります。
最も、予約自体は電話でも可能でしょうから、歯医者を訪れる手間が余分に掛かることになります。

３.　どの歯医者も予約制？

中には予約制を導入していない歯医者もあるのも確かです。
しかし、そういった歯医者は出張時に急に歯が痛んで困っている患者さんなどをメインにしていますし、
どちらにしても長い待ち時間が生じる可能性は高いです。

また、このように予約制を導入していない歯医者自体が珍しいため、
たまたま近所にそういった歯医者が存在する可能性は低いでしょう。
そもそも、わざわざ予約制のない歯医者を探すくらいなら、
近くの歯医者で予約をしてから行った方が遥かに効率よく治療を受けられます。

４.　なぜ予約制になっているの？

歯医者の治療は一度で終わらず、何度かに分けて行うことになります。
このため、患者さんも何度か通院する必要がありますし、
歯科医もそんな患者さん一人一人に的確な治療を施さなければなりません。

このため、予約制にした方がスケジュールも立てやすく、
診療時間の中で多くの患者さんに効率よく治療が行えるのです。
これは患者さんにとってもメリットであり、予約制になっているからこそ、
待ち時間なくスムーズに的確な治療を受けることができるのです。

５.　予約の有無で治療内容に差はある？

予約をしている患者さんは、既に歯科医がその日の治療計画を立てています。
そして、予約無しの患者さんを治療することによって、
その後の予約している患者さんの治療計画に影響が出てきます。

それを防ぐため、予約無しの患者さんは最低限だけの治療で終えることがあるのです。
言わば応急処置だけの治療であり、本格的な治療は予約をして後日という流れが一般的です。
その意味で、予約の有無で治療内容に差が出てしまうのです。

６.　急な痛みの時はどうすればいいの？

まずは歯医者に電話してください。そして、現在の症状を説明した上で相談してください。
どういった対応になるかは歯医者ごと、さらには状況次第になるため、
一概にその後どうなるかを答えることはできません。

しかし、場合によっては予約した患者さんの合間に時間をとってくれたり、
もしくは最短で治療が行える時間帯を調べてくれることもあります。
少なくともいきなり歯医者に行くよりは、こうしてまず電話をした方がいいでしょう。

まとめ

いかがでしたか？
最後に、歯医者さんは予約無しで行けるのか、その場合のデメリットは何かについてまとめます。

1. どのくらい待つ？　：予約した患者さんが優先な上、その合間に治療を行うために待ち時間は不明
2. 待てば治療してもらえる？　：完全予約制の歯医者なら、予約無しでは治療を受けられない
3. どの歯医者も予約制？　：予約制を導入していない歯医者もあるが、数は少ない
4. なぜ予約制になっているの？　：診療時間をフルに使い、多くの患者さんに計画どおりの治療を施せるから
5. 予約の有無で治療内容に差はある？　：予約無しの場合、時間が確保できずに応急処置だけのこともある
6. 急な痛みの時はどうすればいいの？　：電話で相談する。いきなり歯医者に行くのはおススメできない

これら６つのことから、歯医者さんは予約無しでも行けるのか、その場合のデメリットは何かが分かります。
今では予約制を導入している歯医者がほとんどですし、完全予約制も珍しくありません。
このため、予約無しで行ってもいいかどうかではなく、歯医者は予約が必要という認識を持った方が無難です。

また、商品の予約と違って極端に先になることはないですし、
大抵はその週、もしくは翌週には治療を受けることができます。
後日になるものの、予約無しで治療するよりは予約した方が待ち時間もなく、スムーズに治療を受けられます。